月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • 世界初、スイスの証券取引所に仮想通貨ETPが上場

世界初、スイスの証券取引所に仮想通貨ETPが上場

金融情報メディアのTrustnodesは10月17日、Zugに本社を置くAmun社がスイス金融規制当局から、仮想通貨ETP(上場取引型金融商品)の認可が下りたと報じた。
同社が提供する商品「Amun Crypto Basket Index(HODL5)」が来週、チューリッヒを拠点とするスイスの大手証券取引所「SIX Exchange」に上場予定となっている。
上場すれば、世界で初めて仮想通貨ETPが証券取引所で取り扱われることになる。
同社によって提供される仮想通貨ETPの構成と比率は、ビットコイン(48.13%)、リップル(29.00%)、イーサリアム(16.39%)、ビットコインキャッシュABC(5.11%)、ライトコイン(2.74%)、となっている。
同社の共同設立者であるHany Rashwan氏は、イギリス経済誌の取材に対し「Amunの仮想通貨ETPは、機関投資家を仮想通貨へ引き入れるきっかけとなる。」とコメントした。

日刊仮想通貨の見解

スイスで仮想通貨ETP化が認められことにより、大きな効果が期待される。
まず、多額の運用資産を持った機関投資家が仮想通貨市場に参入し、再び仮想通貨市場が活発化すると考えられる。
さらに、今回世界で初めて仮想通貨ETPが証券取引所に上場するため、今後、アメリカ証券取引所(SEC)におけるビットコインETFの申請可否判断に影響を与え、申請が通る可能性があるのではないか。
仮想通貨には様々な種類があり、中には有価証券として扱った方が良いものもある。
今後は、それぞれの仮想通貨の特性に合わせた判断をする時代へと突入していくだろう。