2018.11.16
ドイツ銀行の元トレーダーらが、3千万ドル(約110億円)規模の仮想通貨ファンド「Circuit Capital」を立ち上げたと、米金融情報サービス大手Bloombergが報じた。
Circuit Capitalは、来年1月に業務開始を予定している。
さらに、共同創設者であるドイツ銀行の元トレーダーEugene Ng氏と、ヨーロッパの投資企業Tikehau Capitalの元アナリストAaron Tay氏は、仮想通貨をトラッキングするインデックスの開発を行う予定だ。
仮想通貨調査会社Crypto Fund Researchは先月10日に、2018年に設立されたヘッジファンドのうちの20%が仮想通貨専門、もしくは、そのほとんどの資金を仮想通貨に投じていることを明らかにしている。
2018年以降、一般投資家の動向に反して、名だたる大企業や大口のヘッジファンドが続々と仮想通貨市場に新規参入してきている。
機関投資家は、今後長期的に見て、仮想通貨市場がまだまだ拡大すると考えているのではないだろうか。
相場が下落したときに一般投資家が低い価格で投げ売った通貨を、大口の投資家たちが少しずつ買い溜めていく。
そして時期が来たら資金動かして強気相場を作り出し、後から一般投資家が慌てて買いだした頃に利益を確定して資金を引き出す。
このような大口投資家の動向を先読みして、早めに仕込んでおくことが、今後の仮想通貨市場で成功する手段となるかもしれない。