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Bank Of Americaが企業向けの仮想通貨カストディシステムの特許を取得

米国の大手銀行・Bank Of America(以下、BofA)が申請した企業向けの仮想通貨カストディシステムの特許が、同月13日、米国特許商標庁(United States Patent and Trademark Office)により承認されたことが明らかになった。
同特許は、仮想通貨の金融取引の普及により、企業がユーザーの仮想通貨を保管するようになってきている背景から、BofAが2014年6月に申請した特許だ。
米国特許商標庁によると、同特許の「仮想通貨集合システム」と呼ばれるシステムには、秘密鍵を保存する専用プロセッサーとメモリーが内蔵され、ユーザーが保有する仮想通貨を企業の口座に一元管理することが可能になる。
ユーザーの仮想通貨を1つの口座に統合することにより、ユーザーが通貨を変換するために取引所を使用する必要がなくなり、それに伴う手数料の軽減が見込めるという。

日刊仮想通貨の見解

仮想通貨に対して“批判的な姿勢”をとっているBofAだが、2014 年の時点で急成長する仮想通貨市場を予測し特許を申請している。
BofAの研究・開発は進み、これまでに50件を超える仮想通貨及びブロックチェーン関連の特許を申請しており、世界最多の申請数と言われる。
特に、今回承認された企業向けのカストディ関連商品は、最近注目を浴びている。
大手仮想通貨取引所のCoinbaseがカストディサービスを開始しているほか、米国資産運用会社のフィデリティはカストディ業務を行う新会社の設立を予定している。
BofAのような信頼できる大手金融機関が仮想通貨のカストディ関連サービスを展開すれば、企業は安心して事業に仮想通貨を取り入れることができる。
各社のサービスに仮想通貨が取り入れられれば、仮想通貨は自ずと世界中に広まっていくだろう。