FCoinJPがサービス提供を開始

仮想通貨取引所FCoinの日本におけるサービス提供が開始された。
日本でのサービス展開は、FCoinJPという名称の元行われることとなる。
仮想通貨取引所FCoinは、2018年５月に大手仮想通貨取引所Huobi元CTO張健氏により創立された新興取引所でありながら、サービス提供開始からわずか半月足らずで取引高世界一になる等、急速にそのシェアが拡大したことでも有名だ。
同取引所では、「取引マイニング」と呼ばれる仕組みが導入されており、仮想通貨取引時に発生した手数料は同社が発行するFTトークンという形でユーザーに還元される。
また、FTトークンの保有者には、その保有比率に応じて、取引所収益の80％が配当として分配される制度も導入されている。
日本においては、FCoinJPの発行するFJトークンが利用されるが、「取引マイニング」や「配当」といった仕組みは同様となるようだ。

日刊仮想通貨の見解

仮想通貨取引所FCoinが採用している「独特な仕組み」は、今後の仮想通貨取引所の流れを一気に変えうる可能性がある。
仮想通貨取引を行えば行うほど、収益配当率が変化するというこの仕組みは、今までにない「斬新さ」がある。この取引マイニングの仕組みはサービス利用者を所有者にするというトークンエコノミー（仮想通貨経済）の思想」を実践している。
数多くの仮想通貨取引所が存在し、顧客獲得競争が激しくなる中、こうした新たなモデルは、仮想通貨取引所の”スタンダート”となりうる可能性を秘めているのではないだろうか。