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イーサリアム企業連合が2つの新たな仕様書をリリース

非営利団体・イーサリアム企業連合 (以下、EEA)は新たに2つの仕様書を公式サイトでリリースを10月30日にプラハで開催されているDevcon4で発表した。
リリースされた仕様書はEnterprise Ethereum Client Specification V2とOff-Chain Trusted Compute Specification V0.5である。
Enterprise Ethereum Client Specification V2は、イーサリアムを利用した開発者に対してスケーラビリティとセキュリティとプライバシーの要求をサポートしている。
この仕様を満たすことによって、EEAに準拠した製品として一種のラベルが提供される。
Off-Chain Trusted Compute Specification V0.5はトランザクションを「オフチェーン」に移し、要約をメインチェーンに書き込む際の標準仕様だ。
EEAは企業向けにイーサリアムを導入する促進する目的で2017年に設立された非営利団体であり仕様書のリリースは今回で2回目となる。

日刊仮想通貨の見解

スマートコントラクトに対する実社会の活用に期待が高まる中、イーサリアム技術の標準化が進むことで、企業の技術活用がさらに加速することになるだろう。
マイクロソフト、JPモルガン、Cisco、intel、Deloitteなど世界的企業を中心に500社以上が加盟するEEAは、既にイーサリアムを活用したサービスの提供や研究を進めている。
EEAのResnick氏は、「音楽の著作権、健康サービス、自動車、トラック輸送などのアプリケーションにおいてEEAスタンダードのさらなる可能性を見ている」と述べ、あらゆる業界での活用を示唆した。
イーサリアムを基盤としたサービスが多業界で普及すれば、低迷が続くイーサリアムの価格上昇に繋がることも期待される。