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中国大手企業アリババがブロックチェーンサービスをグローバル展開へ

中国の大手ECサイトを運営するAlibaba Group Holding Limited(以下、アリババ)のクラウドコンピューティング部門・アリババクラウドは、同月24日、BaaS(ブロックチェーン・アズ・ア・サービス)を、グローバル展開することを公式サイトで発表した。
今回のグローバル展開は、BaaSの世界的な需要拡大によるもので、アメリカやヨーロッパ、東南アジアで利用可能となる。
アリババクラウドが提供するBaaSは、The Linux Foundationのハイパーレジャー・ファブリック・ブロックチェーンやアリババ関連企業・Ant Financial Services Groupのアント・ブロックチェーンをサポートするという。
アリババクラウドのシニアエンジニア・Yi Li氏は、「企業がブロックチェーンを通じてデジタル転換を加速させることを支援したい」と述べた。

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アリババクラウドのBaaSのグローバル参入により、BaaSに対する認知度や興味はさらに高まり、BaaSを導入する企業が加速するだろう。
現在のBaaS市場は、4億ドル程度と規模はまだ小さい。
しかし、BaaSプロバイダーは年々増え、2024年には300億ドル規模の市場へ拡大すると予想されている。
BaaS市場において、世界の時価総額ランキングトップ10に入る中国の巨大企業・アリババがグローバル参入する影響は大きいはずだ。
アリババのブロックチェーン関連の特許出願数は世界最多の90個にも及び、創業者のJack Ma氏は「キャッシュレス社会とブロックチェーン技術に特に注意を払っている」と発言していることから、ブロックチェーン技術に力を入れていることがよくわかる。
アリババは今後もBaaSのサービス拡大やグローバル展開をしていくだろう。
サービス面や価格面が魅力的であれば生活や社会インフラのほとんどがブロックチェーン技術に支えられることになる。