月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • シンガポール政府系企業が「Binance」に投資

シンガポール政府系企業が「Binance」に投資

シンガポールの国有企業傘下「Vertex Ventures」が、仮想通貨取引所「Binance」へ出資したことが明らかとなった。
Vertex Venturesはアメリカ・中国・イスラエル・インド・東南アジア各国などに投資を行っているベンチャーキャピタル。
Binanceがシンガポールで法定通貨と仮想通貨ペアの取引所を運営するのを支援する。
今後、Binanceは年内にシンガポールで仮想通貨取引所を開設する計画だ。
また、Vertex Venturesから調達した資金で、新たに東南アジアでの取引所開設にも役立てるという。

日刊仮想通貨の見解

シンガポールについては、ブロックチェーンなどの新技術によるビジネスモデルの変化に対応するための新たなRMO制度が中央銀行(MAS)から考案されるなど、仮想通貨ビジネスに対して寛容的な姿勢を見せていることでも話題となった。
今年2月に、シンガポールのTharman SHANMUGARATNAM副首相が「仮想通貨取引を禁止する強い根拠はない」といった趣旨の発言がなされたことも記憶に新しい。
また、今年7月にはLINEが運営する仮想通貨取引所「BITBOX」もシンガポール進出を果たしている。
こうした政府の動向や企業進出の動向を見ていると、近い将来、シンガポールが「ブロックチェーンの中心都市」として存在する可能性も期待できるのではないだろうか。
シンガポールでは、仮想通貨・ブロックチェーン関連企業にとって非常に良好なビジネス環境が整いつつあるのかもしれない。