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暗号資産取引所「FTX」(エフティーエックス)の特徴を解説

FTX(エフティーエックス)の特徴とポイント

「FTX(エフティーエックス)ってどんな取引所?」

「FTX(エフティーエックス)を詳しく知りたいけど情報が少ないなぁ」

「FTX(エフティーエックス)で暗号資産(仮想通貨)を取引するメリットって何?」

暗号資産(仮想通貨)取引所の口座開設を検討しているユーザーの中で「FTX(エフティーエックス)」が注目を集めています。

FTX(エフティーエックス)は2020年10月にAppleをはじめ、Teslaなどの大企業の株式をトークン化したことで話題になりました。

この記事では、暗号資産(仮想通貨)取引所FTX(エフティーエックス)の特徴や商品の詳細を解説していきます。

記事を読むことでFTX(エフティーエックス)の中身を知ることができるため、ぜひ口座開設の参考にしていただければ幸いです。

暗号資産(仮想通貨)取引所「FTX(エフティーエックス)」とは?

FTX(エフティーエックス)は暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所として2019年4月に設立されました。「デリバティブ」とは暗号資産(仮想通貨)の現物取引から派生した新しい金融派生商品のことを指します。

FTX(エフティーエックス)の概要は以下の通りです。

取引所FTX Trading LTD
拠点地アンティグア・バーブーダ
CEOサム・バンクマンフーリード
レバレッジ最大101倍
ロスカット
追加証拠金
主な入金・出金可能通貨BTC・USDT
日本語対応

FTX(エフティーエックス)はレバレッジが最大で101倍です。国内では暗号資産(仮想通貨)取引所の最大レバレッジは4倍(2021年4月以降に最大レバレッジが2倍になる予定)となっており、レバレッジが非常に大きいことがわかります。

また、入出金可能な暗号資産はビットコイン(BTC)やテザー(USDT)が中心となっており、円での入出金ができないため注意が必要です。

FTX(エフティーエックス)の取り扱い商品を解説

FTX(エフティーエックス)では様々なトークンや暗号資産(仮想通貨)を取り扱っています。ここではFTX(エフティーエックス)の取り扱い商品を解説していきます。

FTX(エフティーエックス)の取り扱い商品は以下の通りです。

  1. 先物取引
  2. MOVEコントラクト
  3. 現物取引(取扱銘柄一覧)
  4. レバレッジトークン
  5. インデックストークン
  6. 株式のトークン化取引

1.先物取引

先物取引とは、商品を未来の「決められた日」に取引を決めた「現時点の価格」で売買を約束する取引を指します。

FTX(エフティーエックス)の先物取引ではステーブルコインで行います。ステーブルコインとは安定した価格を実現できるよう設定された暗号資産で、FTX(エフティーエックス)ではテザー(USDT)を利用することができます。

ステーブルコインのテザー(USDT)を利用するメリットは、銀行口座なしで正確な米ドルでの決済ができることです。全ての先物取引でテザー(USDT)が基軸通貨となり、簡単にポジションシフトができる点も大きな特徴です。

2.MOVEコントラクト

FTX(エフティーエックス)のMOVEコントラクトはボラティリティ商品の1つで、ビットコイン(BTC)のボラティリティを価格に反映させた先物取引のことです。

BTC(ビットコイン)の上昇や下降は関係なく、変動幅が大きいほど価格が上昇する仕組みです。

BTC(ビットコイン)の銘柄は決済期限の違う3種類を用意しています。(四半期・週・当日)

3.現物取引

FTX(エフティーエックス)は40種類以上もの暗号資産(仮想通貨)を取り扱っています。

中でも代表的な取引銘柄は以下の通りです。

  • ビットコイン(BTC)
  • ビットキャッシュ(BCH)
  • イーサリアム(ETH)
  • イーサリアムクラシック(ETC)
  • リップル(XRP)
  • ライトコイン(LTC)
  • カルダノ(ADA)
  • バイナンスコイン(BNB)
  • ファイルコイン(FIL)

暗号資産(仮想通貨)の代表格のビットコイン(BTC)をはじめ、イーサリアム(ETH)などの有名銘柄やバイナンスコイン(BNB)、ファイルコイン(FIL)などのニッチなものまで幅広く取り扱いがあるのが特徴です。

4.レバレッジトークン

レバレッジトークンとは、1つの銘柄に対してレバレッジがかかるトークンを5種類購入できる仕組みです。レバレッジトークンを購入することにより、実質的な証拠金取引を行うことができます。

レバレッジトークンの種類です。

レバレッジポジション
MOON10倍ロング
BULL3倍ロング
HEDGE1倍ショート
BEAR3倍ショート
DOOM10倍ショート

レバレッジトークンを購入することでのメリットは以下の通りです。

  • 強制ロスカットがない
  • 利益幅が大きい

強制ロスカットがない

レバレッジトークンでは強制ロスカットが発生しません。ロスカットが発生しないのは証拠金取引ではなく、トークン購入での取引のためです。

利益幅が大きい

レバレッジトークンは通常のレバレッジ取引よりも利益幅が大きくなります。なぜならばレバレッジトークンの収益が出るたびに倍数を自動で調整するためです。

例えば、3倍のロングレバレッジトークンを購入した翌日に価格が上昇した場合、倍率は下がってしまいます。そのため、レバレッジトークンが自動で買い増しをして3倍まで調整をすることでさらに利益幅が大きくなります。

5.インデックストークン

インデックストークンはFTX(エフティーエックス)の「スペシャル」に分類されている金融商品です。アルトコインの複数銘柄の平均を1つにまとめたインデックス連動トークンを指します。

FTXのインデックストークンは主に4種類あり、それぞれに特徴があります。

  • ALTインデックス
  • MIDインデックス
  • SHITインデックス
  • DRGNインデックス

・ALTインデックス

ALTインデックスは時価総額上位(3位~10位)を占めているアルトコインの平均パフォーマンス指数です。利用されている銘柄はビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などアルトコインの中でも人気の銘柄が並びます。

・MIDインデックス

MIDインデックスは時価総額が中間層(11位~30位程)のアルトコイン数種類の平均パフォーマンス指標です。主な銘柄にはネム(XEM)、カルダノ(ADA)、ベーシックアテンショントークン(BAT)などがあります。

・SHITインデックス

SHITインデックスは時価総額30位以下のアルトコイン(草コイン)の平均パフォーマンス指数です。SHITインデックスは時価総額の低いアルトコイン58種類からなるバスケット商品となっています。

・DRGNインデックス

DRGNインデックスは中華系アルトコイン銘柄のインデックス商品となっています。

ブロックチェーン事業を推進している中国のカントリーパワーが期待できる商品です。

6.株式のトークン化取引

FTX(エフティーエックス)では2020年10月からTokenized Stocks(トークン化した株式での取引)を提供開始しています。トークン化された株式は主にTesla・Apple・Amazonなどといった米国の優良企業やアリババなどの中国企業株です。

株式をトークン化することにより、企業の株式を1株未満から購入することができます。

そのため1株購入額の水準が高い「値がさ株」を手軽な価格で購入することができるメリットがあります。

FTTトークンの特徴

FTX(エフティーエックス)では取引所独自のトークン「FTTトークン」を発行しています。FTTトークンの特徴は以下の通りです。

  • 先物取引の証拠金で利用できる
  • 一定数の保有で先物価格の割引がある
  • 保有量が多い場合、OTC取引(企業との直接取引)で手数料の段階的割引が受けられる

この他にもFTTトークンは毎週取引所からの買い上げとバーンにより希少性を高くしているため価格が上がる可能性があります。

FTX(エフティーエックス)に関するまとめ

今回はFTX(エフティーエックス)の特徴について解説をしました。

FTX(エフティーエックス)は暗号資産デリバティブ取引所として2019年4月に設立。2019年12月には大手暗号資産取引所Binance(バイナンス)がFTX(エフティーエックス)に対しての戦略的出資を公表するなど、今注目されている取引所です。

レバレッジトークンをはじめ、インデックストークン、株式のトークン化取引などの希少性の高い金融商品を利用することができる取引所です。

暗号資産(仮想通貨)はボラティリティが高く利益が大きい反面、損失も大きくなります。そのためリスク管理のできるコツコツタイプの投資家に向いています。

暗号資産(仮想通貨)を利用して様々な投資を検討している投資家であれば、口座開設の検討をしてみてはいかがでしょうか?

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