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FTX(エフティーエックス)の口座開設方法と手順

FTX(エフティーエックス)とは

FTX(エフティーエックス)は国内の取引所では扱っていない暗号資産(仮想通貨)を扱う金融商品が豊富なデリバティブ取引所として知られています。しかし、最近になって日本語対応を終了してしまったこともあり、口座開設がわかりにくいと感じる人も多いかもしれません。本記事では口座開設と登録方法を紹介し、スムーズに取引を開始できるように解説していきます。

初期登録

FTX(エフティーエックス)のホームページを開くとまずこちらの画面が表示されます。このページの画面右上にある「Register」をクリックすれば、口座登録作業が始まります。

クリックするとまずポップアップが表示されますので、「Sign Up」をクリックすることにより登録するメールアドレスとパスワードを記入することができます。パスワードはセキュリティレベルが設定されており、8文字以上かつ大文字、小文字、数字、記号が最低でも1つずつ必要です。その後、ロボット否認ボタン「Click to verify」を押し、FTX(エフティーエックス)の利用規約「I agree to the FTX Terms of Service」に同意すれば右のポップアップのように「SIGN UP」ボタンが表示されます。これをクリックすれば初期登録は完了です。

2段階認証

口座登録を済ませるとまず下記のような2段階認証を勧めるポップアップが表示されます。こちらを設定していない状態で資産を盗まれるようなことがあった場合、自己責任とみなされる可能性もあるため、できる限り早い段階での設定をおすすめします。

「AUTHY/GOOGLE AUTHENTICATOR」をクリックすればAuthyやGoogle Authenticatorのような認証アプリを利用して2段階認証ができます。携帯端末にダウンロードしたアプリを使って赤枠の中に表示されたQRコードをスキャンすれば、アプリ上で6桁のコードが発行されるので、そちらを「Authy/GA 2FA Code *」欄に記入すれば完了です。また Google Authenticator ではなくショートメッセージ(SMS) などで認証したい場合は「OTHER 2FA OPTIONS」から行うことができます。

認証に利用する端末や認証方法を後から設定し直す場合は、設定画面から変更可能です(設定画面へのアクセス方法はレベル1認証の解説を参照)。「Two-Factor Authentication」を選択し、端末変更の場合は「SWITCH DEVICE」、各種認証方法の変更は「SWITCH TO SECURITY KEY」または「SWITCH TO SMS」をクリックしてください。

認証レベルとレベル毎の制限

上記のように初期登録を済ませることで、ある程度の機能は使えるようになります。しかし本人確認のレベルによって出金限度額が設定されていますので注意が必要です。この出勤限度額は本人確認のレベルを上げることで制限が解除されていきます。

レベル必要事項制限
0メールアドレス・パスワード設定利用規約への同意生涯で1000米ドルの出金Fiat入出金不可
1氏名住所 (国名と県名まで)1日で2000米ドルの出金取引量が転送量より多い場合は1日9000米ドルまでFiat入出金不可
2本名住所収入源の記載パスポート又は同類の身分証明書顔認証無制限

口座登録時にはレベル0の認証であるため、本人確認はレベル1以降からになります。多額の出金を行わない場合であればレベル0でも十分かもしれませんが、1000米ドル以上を出金する場合は本人確認が必要です。また、レベル2の認証によってFIAT通貨の入出金が可能になりますが、日本円はサポートされていないので要注意です。

レベル1認証

まずレベル1認証をするにはホーム画面から自分のアカウント名が書いてある水色のボタンをクリックし、「Settings」を押します。

設定画面を開き、「INCREASE WITHDRAWAL LIMITS」を押せば本人確認の画面が表示されます。

本人確認の画面では氏名、国名、県名が入力必須事項であり、任意でFTXのサポートをチャットアプリ経由で受けたい場合に、利用したいチャットアプリとハンドルネームを入力できる欄があります。記入が終わり、「SUBMIT INFORMATION」をクリックすればレベル1の認証は終了です。承認を待つ必要もなく、すぐにレベル1のアカウントとして利用できます。

レベル2認証

レベル1と同様に設定画面を開き、「INCREASE WITHDRAWAL LIMITS, ENABLE FIAT」をクリックします。

「Verification Type」では口座を個人用か機関用として登録することができますが、本記事では個人口座として設定を進めていきます。まずは本名、居住国、収入源を記入する必要があり、本名は身分証に記載されている実名を記入しなければなりません。また、収入源は「Income」「Trading」「Others」とあり、それぞれ「収入」「取引」「その他」にあたります。

この次にJumioによる本人確認を行います。こちらは本人確認が必要とされる場合によく使われるサービスであり、AIによって身分証を顔と照らし合わせて認証が行われます。まず「Start」を押すと身分証の発行国を選び、そこから身分証の種類が選択できます。日本を選択した場合、「パスポート」「運転免許証」「身分証明書(マイナンバーカード等)」の3種類が表示されます。

身分証の種類を選んだ後にまず身分証の顔写真ページの撮影をします。こちらが終わると次に顔の撮影を行い、Jumioを通しての一貫のプロセスは終了です。どちらもPCのウェブカメラを利用できるので携帯電話を利用する必要はありません。

次に住所を記入する欄があり、こちらには部屋番号まで全住所を記入してください。その後「Verify Phone Number」と「Verify Address」の2択があり、ここでは住所又は電話番号を利用して認証をすることができます。住所を使う場合、公共料金の領収書や住民票をアップロードする必要があり、1週間近く認証にかかってしまいます。電話番号を利用する場合、番号を記入してから「REQUEST SMS CODE」をクリックしてショートメッセージで認証コードを受け取り、それを「SMS Code」欄に記入すれば認証が終わるので、こちらの方がおすすめです。最後に、レベル1認証と同様に任意でチャットアプリの情報を記入する欄があり、全内容を確認した上で「SUBMIT INFORMATION」をクリックすれば完了です。

出金用のパスワード設定

出金の際にはパスワードが必要となるので、こちらの設定も早めに行うべきでしょう。レベル1、2の認証時同様、設定画面を開くと「Withdrawal Password」という欄があり、こちらから設定可能です。

最後に

FTX(エフティーエックス)は日本語対応を終了してしまいましたが、このようにして比較的容易に登録が可能です。少額の取引を楽しみたい方にはレベル0認証で十分であり、メールアドレスでの登録のみで利用可能になりますが、出金制限が厳しいためレベル1まで認証を済ませることをおすすめします。

また、日本円の入金は非対応ですが、Coincheck等の国内取引所を通して暗号資産を購入後、FTX(エフティーエックス)に送金してから利用するといいかもしれません。日本の取引所では扱われていない暗号資産やデリバティブが数多くあるため、1度利用してみてはいかがでしょうか。

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