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“仮想”億り人の暗号資産よりどりみどりVol.18

どうも大空です。
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年も何卒よろしくお願いします。
新年最初のコラムということで、今回は2020年の暗号資産価格予想をしていきます。名前を挙げた暗号資産が、2020年中にこの価格まで上がるだろうと考えたものとなっています。
新年早々、中東情勢が不安定になるとビットコインを始めとした暗号資産が注目され、やっぱり価格が上がりましたね。僕自身も今回の相場変動で少しだけお年玉を得ることができたので嬉しい限りです。

◆「2020年は暗号資産主要銘柄の価格上昇がすごいことに!?」

前述したように、情勢不安の影響もあって2020年の暗号資産はいいスタートを切ることができました。ビットコインは最大で16%価格上昇。金額にしておよそ15万円まで急伸しました。
もちろんアルトコインも価格を上げています。
イーサリアムとリップルは共に11%前後、ライトコインが16%、そしてビットコインキャッシュは20%も上昇しました。中東情勢の緊張感がピークに達した時、総体的に暗号資産の価格はプラスになっていたので他の銘柄も10%、20%ほどのプラスが見られたと記憶しています。
先週、雑誌の校閲作業をしている時にふと今回のコラムの内容について考えるタイミングがありました。
「ビットコインの予想価格、もっと上げた方がいいのかなぁ」「アルトコインは今年何が伸びるのかなぁ」など、結構悩みました。だけど今回の価格上昇は当初の予想よりも少し早かっただけに過ぎず、自分の予想価格に少ししか影響は出ていないと結論づけ、特別変えませんでした。
実は2020年の1年を通じた価格予想は先月の半ばにもう終えています。昨年の最後に出すか年始の最初に出すかで悩み、年始に回したものです。
その予想がこちらになります。

・ビットコイン…15500ドル(約170万円)〜23000ドル(約250万円)
・イーサリアム…490ドル(約5万4000円)〜615ドル(約6万8000円)
・リップル…0.38ドル(約42円)〜0.55ドル(約60円)
・ビットコインキャッシュ…735ドル(約8万円)〜1200ドル(約13万1000円)
・ライトコイン…90ドル(約1万円)〜170ドル(約1万9000円)

今回は主要5銘柄のみの価格予想を書かせてもらいました。
これらの肝になるのは、当然ビットコインの値動きだと思います。そのビットコインにおける重要なイベントといえば、やはり半減期でしょう。
今年5月頃に予定されているこの半減期ですが、実際に半減される1ヶ月前くらいから大幅な価格変動が起こると僕は読んでいます。そのため、3月末〜4月中は他の銘柄も価格が乱高下するのかなと。
暗号資産相場の専門家たちの多くはすでにビットコインの半減期は市場に織り込み済みとの見方を示しています。僕もそうだと思います。半減期の前後では、ビットコインはボラティリティの高い相場になるかもしれないですが、他に懸念材料がなければすぐにでも価格を一定のラインで安定させ、上抜けると予想しています。
他にも地政学的リスクやオリンピック景気なども絡んでくる可能性がありますが、2020年の分岐点になるのはやっぱり半減期だと思っています。5月といえばちょうど1年の半分くらいですしね。
あと今回はイーサリアムとビットコインキャッシュの価格が現状の2倍以上になると予想させてもらいました。これはビットコインの影響が非常に大きいのですが、それぞれハードフォークと半減期が要因となるだろうと考えたからです。
イーサリアムはイーサリアム2.0への移行に向けて精力的に動いている印象がありますし、今後、支持を集めそうな気がします。
ビットコインキャッシュも半減期を今年4月頃に迎えると見られているので、その1ヶ月前くらいに価格をある程度押し上げ、あとはビットコインと同様の流れで上向くと考えています。まあ、その1ヶ月後にビットコインの半減期があるので、ビットコインキャッシュを持っている方はヒヤヒヤする機会が多くなるかもですね。
あと、ビットコインより先に起こるビットコインキャッシュの半減期は、ビットコインの半減期による相場変動を予測する際の参考になるかもしれないとも思いました。これに関してはまた別の機会に書こうと思います。
名前を挙げていない銘柄で、今年価格が大幅に上昇するのではないかと考えている銘柄は『ビットコインSV』『イーサリアムクラシック』『ダッシュ』『ジーキャッシュ』の4つです。
僕は主要銘柄の価格が上がっていくだろうと予想しているので、同時にほとんどの暗号資産価格も上がっていくだろうと思っているのですが、特にこの4銘柄は早いうちに目にとどめておいた方がいいような気がしています。
理由は極めて簡単。今までボラティリティの大きい価格推移を見せていたから。かなり浅い考えですが、たったそれだけです。でもこういった銘柄は流れに身を任せあれよあれよと価格が上がっていった印象があります。
だから上がりきったところを見極めてぶっこ抜き、グンッと下がったところで大量に買って、また売ってを繰り返して……。
まあ、それがうまくできたら苦労しないんですけどね。
上記に挙げた銘柄のうち、特にビットコインSVとイーサリアムクラシックは執筆現在(1月14日)においても、大幅な価格上昇を見せていますね。普段何事もポジティブに考える僕でも少しだけ「買っておけば……」という後悔の念が生まれました。この際、試しにイーサリアムクラシックだけでも大量購入しようかなぁ。

今回はここまでです。今年も価格の変動に一喜一憂する機会が多くなりそうですが、僕自身は多くの暗号資産が大幅に価格を上げると思っているのでドンと構えていようと思います。それでも、今年は様々な銘柄が淘汰されていくだろうから、主に時価総額50位以内のものを取引した方がいいのだろうなと考えています。
それではまた次回。

Profile
文◉大空 翔(おおぞら かける)
山梨県出身。
月刊仮想通貨本誌および月刊仮想通貨デジタルにて執筆、編集などを行う。
「本に携わる仕事がしたい」という一心で業界に飛び込み、日々暗号資産やブロックチェーンに関する知識を会得中。