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ビットコイン、半減期後初の難易度調整

先週12日に迎えた半減期以降、ビットコインが初めてディフィカルティ(採掘難易度)の調整を迎えた。
ビットコインのディフィカルティ調整は2週間に1度行われる。
前回調整時から平均ブロック生成時間が10分より長くなれば易化、逆に短くなれば難化される。
この調整はビットコインの発行ペースを正しいものにするために行うものだ。
今回は前回と比較してマイナス6.0%ディフィカルティが調整された。
つまりブロック生成におけるマイナーのブロック生成難易度が易化したということになる。
ビットコインは半減期直前、ブロック生成にかかる時間が大幅に短縮されハッシュレートは過去最高となった。
しかしその反面、半減期後にはハッシュレートを大幅に落とし、ブロック生成にかかる時間も鈍化した。
またその影響で、ビットコインのメモリプール(未確認状態の取引記録)が急増し、そのトランザクション数は一時8万件にものぼった。
このメモリプールの数値が高くなっているため、ビットコインの取引手数料が近頃高騰している。
これらはビットコインが半減期を迎えたことにより、マイナーがビットコインのマイニングから撤退したことが原因とみられる。
特に今回の半減期は、ビットコインキャッシュやビットコインSVが先行して半減期を迎えたこともあり、両銘柄のマイナーが一時的にビットコインのマイニングへ移行したこともハッシュレートに大きく影響を及ぼしているとみられる。
ディフィカルティの調整は、マイナーはもちろん、その銘柄を取引するユーザーにとっても重要な指標となり得る。
ましてや、半減期を迎えたばかりのビットコインの動向は市場に大きな影響を与える可能性があるだけに、しばらくは気にかけた方がいいだろう。