バイナンス、東南アジアに進出

バイナンスがインドネシアの暗号資産取引所「Tokocrypto」への出資を発表した。
12日、バイナンス公式サイトにて公表した。
なお、出資額は明らかにされていない。
バイナンスの発表によると、投じられた資金はTokocryptoのプロダクト開発、技術改善や同国での事業拡大に充てられるという。
Tokocryptoは2018年に設立された暗号資産取引所で、2019年11月にはインドネシア商品先物取引規制庁から認可を受けている。
同取引所はビットコインやイーサリアム、XRPなどの主要コインを扱っており、インドネシアの法定通貨IDR（ルピア）建てでの取引も提供している。
バイナンスのCEO、CZ氏は「世界で4位の人口（約2.6億人）を誇るインドネシアは、東南アジアにおけるブロックチェーンエコシステムの中心的な都市になるだろう」と期待を寄せるコメントをした。
バイナンスは、昨年あたりから積極的に新興国に進出。
香港のデリバティブ取引所FTXに出資し、インドの最大手取引所WazirXも買収した。
今年はアフリカ・ナイジェリアの暗号資産企業にも出資し、世界規模で事業を拡大している。