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ビットコイン、最大40%超高騰…歴代3位のパフォーマンスに「真の仮想通貨の父」の呼び声も

25日、それまで悪い流れが続いていた暗号資産相場は息を吹き返した。
暗号資産Libraの発行を計画するFacebook社のマーク・ザッカーバーグCEOによる米下院公聴会での弱気な姿勢や、Googleが開発した量子コンピューターに脅威を抱いたと見られる投資家によって売りが先行し、一時は80万円を割る勢いであったビットコイン。
しかし、中国の習近平国家主席が中国共産党の政治局委員会で「ブロックチェーン技術の導入はイノベーション推進のために重要である」と発言し、ブロックチェーン技術推進を指示したと中国の新華社通信が報じると、ビットコインを筆頭に暗号資産は軒並み急騰。
ビットコインは一時40%以上の急騰を見せ、9月末以来となる100万円台に復帰した。
また、他主要暗号資産も追随し、10〜20%ほどまで高騰。
ビットコインSVに至っては最大60%以上の上昇を記録するなど、今回の相場変動でV字回復を見せた暗号資産は多々あるようだ。
暗号資産アナリストのヤシール・エルマンドラ氏によると、今回のビットコインの上昇率はビットコインの歴史上3位に相当するもので、ビットコインが0.4ドルだった時と5.65ドルであった時にも同じ動きが見られたという。
さらに、同じく暗号資産アナリストのアレックス・クルーガー氏も「今回のビットコインの上昇は明らかに中国のニュースに関連したものだ」とした上で、「サンキューチャイナ。習首席は真の暗号資産の父だ」と述べるなど、暗号資産業界は連日興奮と明るい話題が相次いでいる。
しばらく停滞していた暗号資産市場にとって、中国関連のニュースはまさに『良薬』となった形だ。
近年、暗号資産価格の変動が大きく起こる傾向にある11月を間近に控え、一層暗号資産市場の動向から目が離せない展開になったことだろう。