「トランプのビットコイン批判は良いことしかない」バイナンスCZ氏語る

大手暗号資産取引所・バイナンスのCEO CZ氏は現地時間23日、米経済番組CNBCに出演し、米国トランプ大統領のビットコイン批判は「暗号資産業界にとって良いことしかない」と語った。
トランプ大統領は今月12日、Twitter上で「私はビットコインのファンではない。マネーではないからだ。FacebookのLibraも頼り甲斐のないものだ」と持論を展開した。
これを受けて暗号資産業界からは「歴史的な日だ」とポジティブな声が拡がっていたが、CZ氏も同様の見解を示す形となった。
同氏はトランプ大統領の発言に対して「トランプ大統領はファンではないと言っただけだ。米国大統領である彼が暗号資産について語ったこと自体が良いことである」と述べた。
さらに、CZ氏は以下のように続けた。
「暗号資産はどのような国においても生き残る。ビットコインを禁止しようとするほとんどの国の市民は逆に暗号資産を欲しがるだろう」
また、5月にバイナンスで起きた7000BTC（当時レート約44億円相当）の流出事件についても触れた。
今回の事件を「不運」と表現しつつも、同取引所の早急な対応によって「暗号資産業界に新たな透明性もたらすことを示せた」と語った。