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ベネズエラ大統領、大手銀行全支店に暗号資産ペトロの窓口開設を命令

4日、ベネズエラのNicolas Maduro大統領が、同国の最大手銀行Banco de Venezuelaに対し、全ての支店で暗号資産「ペトロ」の受付・取引ができる窓口を設けるように命令したことが同国財務省の公式発表で明らかになった。
ペトロとはベネズエラ政府によって発行される暗号資産で、国内の原油が価値の裏付けとなっている。
ベネズエラでは大統領が若者にペトロの利用を促したり、ペトロを利用した支援キャンペーン「Airdrop Venezuela」を発表するなど、同通貨の普及に努めている。
現在、ベネズエラでは経済危機に直面しており、昨年3月には 0.75バル(ベネズエラの通貨単位)で購入できたコーヒー1杯が、今は800ボリバル(約3700倍)にまでハイパーインフレで急騰しているという。
こうした経済の先行きが不透明な状況は続いており、資金の逃避先としてビットコインやペトロの需要が高まっているようだ。
今回の大統領の指示はベネズエラの経済状況を考えてのものだろう。
不安定な自国通貨の逃避先として、暗号資産を利用する動きは今後も継続していくと見込まれる。