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ジャスミー、トランスコスモスなどと国内初のブロックチェーンによるコンタクトアプリケーション開発に着手

IoTプラットフォーム開発のジャスミー(東京都港区)が27日、ブロックチェーン技術とIoT技術を応用した事業創造とJasmy IoTプラットフォームの普及促進を目的とした組織「Jasmy Initiative」の活動を開始したことを発表した。
ITソリューション大手のトランスコスモス(同渋谷区)など同組織のメンバーと連携し、国内で初めてブロックチェーンを活用したコンタクトセンターアプリケーションの開発と実証実験の開発準備に着手する。
コンタクトセンターは、顧客への対応業務を専門に行う企業の部門。
両社は2018年12月から先端技術を応用したコンタクトセンタープラットフォームの事業創造に向け、共同での事業検討を開始した。
その後、ジャスミーが同組織を設立し、トランスコスモスが組織に参画。
今後は両社で開発支援、技術支援をしながら、情報管理の安全性と効率性に優れたプラットフォーム構築を目指す。
具体的にはコンタクトサービス事業に、同プラッフォームを導入。
顧客とのコミュニケーション品質の向上と問い合わせに費やす時間の削減、顧客とのコミュニケーションから生まれるログや対応履歴の利活用など、サービス内容のコスト削減と効率化の実現を促す。
将来的には顧客情報と、IoTによりネットにつながる顧客やデバイスなどを、企業の枠を超えて連動させ、そのデータを顧客自身が管理していくことを可能にさせる。
東京都渋谷区のTRUNK HOTELで共同記者会見を開き、ジャスミーの佐藤一雅社長は「IoTは現実世界を便利にするだけでなく、生み出されたデータをうまく活用することで、楽しい世界が見えてくる。我々は顧客本位のデータの在り方を一番始めに実現させる」とあいさつ。
トランスコスモスの田淵和彦執行役員は「企業主体から顧客選択型に変化するコンタクトポイントや、世界基準で求められるセキュリティを実現させる。
コミュニケーションが多様化する中で、情報の民主化へチャレンジする」とした。
続いて、Jasmy IoTプラットフォームの普及促進を目的とした組織「Jasmy League」の設立を発表。
API(ソフトウェアの機能共有)の一部と、SDK(ソフトウェア開発キット)を開発者に提供する「Jasmyデベロッパープログラム」を準備が整い次第、開始するほか、IoTサービス開発者育成活動の一環として、IoTサービスアイデア創出ワークショップ「Jasmy IDEATHON(アイデアソン)」を7月27日に実施するとした。