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イーサリアムが今年最高値を更新、技術開発の進展が影響か

日本時間22日、イーサリアム(ETH)は300ドルの大台を突破し、年初来の最高値を更新した。
300ドル以上を記録したのは2018年9月1月以来だ。
今回のイーサリアム価格の高騰はビットコインの価格上昇の影響が大きいと見られているが、その他にもイーサリアムに関する技術開発の着実な進展が材料となっているようだ。
21日にイーサリアムのコア開発者らが行った週間会議では、30ものEIP(イーサリアム改善提案)が議論され、うち2つが承認された。
承認された改善案は、年内に予定されているイーサリアムの大型アップグレード「イスタンブール」で実行される予定であり、イスタンブールはコンセンサスアルゴリズムを変更したイーサリアム2.0の実装に向けた最終アップグレードに位置づけられている。
今回承認された提案は「EIP2024」と「EIP1702」の2つで、EIP2024によってブロックチェーンデータの承認速度や信頼性が増し、EIP1702では、スマートコントラクトの機能が向上するという。
また、今後のイーサリアム開発のタイムラインも発表され、CoinPostの報道によると以下の日程となっている。

・2019年7月19日(金)主要なクライアント実装の仮期限
・2019年8月14日(水)テストネット・アップグレード予定日
・2019月10月16日(水)メインネット・アップグレード(イスタンブール)予定日

なお、現時点ではイーサリアム2.0の初期段階である「フェーズ0」の実装を2020年1月3日に行う提案がなされており、日程は確定ではないものの、当面はこのスケジュールを意識して開発が進められる可能性が高い。