ビットコイン100万円の大台突破、今後はどうなる？

16日、ビットコイン価格が100万円の大台を突破した。
1BTCあたり100万円を超えるのは1年1ヶ月振りであり、年初来高値の更新となる。
この所ビットコイン価格は上昇トレンドにあり、5月30日にも100万円に迫っていたが、あと一歩で大きく反落していたため、いつ100万円を超えるかが注目されていた。
今回の急騰の一因としては、14日に世界最大級の暗号資産取引所バイナンスが利用規約の改定を発表した事が挙げられる。
暗号資産トレーダーのアレックス・クルーガー氏は自身のTwitteで、今回の改定によって米国ユーザーがアクセスできなくなるため、多くのアルトコインにとって厳しい時代の到来が予想される一方、米国でも取引可能なビットコインにはポジティブな要因になると指摘していた。
ビットコインが1万ドルを突破すれば、投資機会を逃すまいと投資家が市場に殺到し価格を一気に押し上げるFOMO（Fear of Missing Out：取り残されることへの恐怖）が発動し、最大4万ドルまで価格が急騰すると予測する専門家もいる。
なお、ビットコイン急騰前には2019年第1四半期に機関投資家などによるビットコイン投資が前四半期比で2300%増加しているという調査レポートや、ビットコインのセキュリティの根拠となるハッシュレート（採掘速度）が過去最高値を更新するなど、ビットコイン市場にとってポジティブなニュースが相次いで報じられていた。