月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • ソニーミュージック、アマゾンのブロックチェーンサービスを採用へ

ソニーミュージック、アマゾンのブロックチェーンサービスを採用へ

ソニー・ミュージックエンタテイメント(SME)は音楽権利情報処理システム基盤
として、ブロックチェーン基盤サービス「Amazon Managed Blockchain」を採用することを発表した。
11日、アマゾンの関連会社・アマゾンウェブサービスジャパン(AWS)とともに発表した。
ブロックチェーン技術の活用でコンテンツの権利処理業務を効率化し、クリエイターの生産性向上を目指すという。
会見では、Amazon Managed Blockchainのユーザー事例として、SMEグループの実証実験を以下の例を紹介した。
クリエイターの権利情報を処理するシステム基盤としてAmazon Managed Blockchainを使う。
複数のクリエーター間での権利に関する同意を、ブロックチェーンに記録することでクリエイターは、権利処理の負担が減る他、権利処理の信頼性が上がり、権利が守られるようになるという。
Amazon Managed Blockchainはフルマネージド型のブロックチェーンサービスで、信頼できる中央機関がなくても、複数の当事者がデータを直接かつ安全に処理および所有できるサービス。
一般的なオープンソースフレームワークであるHyperledger Fabricやイーサリアムを使用して、スケーラブルなブロックチェーンネットワークを簡単に作成し管理できる。
SMEは同サービスが持つ高いセキュリティと可用性、柔軟性と低コストを評価してシステム基盤への採用を決定したという。
ソニーミュージックグループの管理業務統括会社としてグループ全体の情報システムを推進・支援している、株式会社ソニー・ミュージックアクシス執行役員情報システムグループ本部長の佐藤亘宏氏は「SMEが、AWSを利用している理由は、絶えずサービスコストを大幅に削減しながら、高度かつ最新技術を使ったサービスと充実したサポートを提供し続けてくれているからです」「SMEは以前から、クリエイターと音楽の権利情報を守りたいと考えていましたが、AWSからAmazon Managed Blockchainが提供されたことから、本システムの開発を決断いたしました」と述べた。
また、AWSジャパン株式会社代表取締役社長の長崎忠雄氏は「ブロックチェーンはトランザクションの信頼性と安全性を保証することができるため、音楽の権利情報処理といった業務に適したテクノロジーだと考えます。今後、クリエイターの皆様が安心して楽曲の創作と販売ができることで、日本発グローバルで活躍できるクリエイターが増えていくことを期待しています」と語った。