NHKやワールドビジネスサテライトで「暗号資産」が取り上げられる

ここ数日は調整ムードの暗号資産相場だが、ゴールデンウィークからの上昇傾向で世間の関心度は高まっているようだ。
先日、「ロイター」がビットコイン価格の高騰に伴って「コインチェック」の口座開設の申請が急増していることを報じたが、同じく日本の暗号資産取引所「ビットポイント」や「DMM ビットコイン」も新規口座開設数が今年３月と比べ今月は２〜３倍と上昇している。
NHKでは19日の「18時のニュース」でビットコイン価格の上昇が報じられ、これを受けてビットコインは一時90万円近くまで急騰した。
また、21日に放送された経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト（テレビ東京系列）」では、ビットコイン価格の上昇と共に口座開設数も急増しているニュースを報道した。
国内暗号資産取引所「ビットバンク」の三原弘之COOはワールドビジネスサテライトの取材に答え、「今月（５月）に入ってから、ビットコインの高騰を受けて約4倍口座申し込み数が増えた」と明かし、価格高騰の背景として「米中貿易摩擦の結果、不安定な株や元安の影響で、資産がビットコインに流れているのではないか」と自身の見解を述べた。
三原COOの発言にあるように、ビットコイン高騰の要因の１つとして米中貿易摩擦があることは多くの市場関係者も指摘している。
このことはビットコインが、株などの金融資産と並び「新たな資産クラス」として投資家たちから受け入れられ始めていることを示しており、注目に値するだろう。