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価格高騰にも影響か…世界規模の会計事務所がETHを利用した大型プロジェクトをローンチ予定

15日、世界4大会計事務所の1つ「デロイト」が、イーサリアム(ETH)を利用した大型プロジェクトをローンチ予定であることが「Consensus 2019」において明らかになった。
デロイトは、2018年の売り上げで約4.8兆円を計上する巨大企業である。
デロイトのブロックチェーン部門のグローバルCTO、Antonio Senatore氏の発言によると、具体的な内容は示されなかったが「プロジェクトは今年中に始動する」という。
現在のところ、イーサリアムと、中国初の暗号資産Vechainといった複数のブロックチェーンプラットフォームを活用していくとするデロイトであるが、Senatore氏はその件について
「デロイトは複数プラットフォームの開発を強く信じている。その中でも、プロジェクトの5割はイーサリアムを利用することとなるだろう」と述べた。
またSenatore氏は「イーサリアムは強固なネットワークであり、オープンソースかつ透明性も高い」と、イーサリアムに対して肯定的な意見を示した。
ビットコイン、主要アルトコインの急騰が、本日はやや落ち着きを見せてきたが、イーサリアムは記事執筆時点で前日比約20%の高騰を記録した。
この要因として、デロイトの大型プロジェクトの発表が好材料となったとみる市場関係者もいる。
プロジェクトの始動は「今年中」と期限を公表したことで、水面下ではすでにローンチに向け一定のメドが付いているのだろう。今後のデロイトの動向に注目が集まる。