暗号資産業界初…Geminiが世界規模の金融ネットワークに参加

起業家ウィンクルボス兄弟が創業した暗号資産取引所「Gemini」が、27日、世界最大規模の金融ネットワーク「BT Radianz Cloud」に参加したことが同社のプレスリリースで判明した。
BT Radianz Cloudは、日本を含め、世界各国の数千におよぶ証券取引業者や金融機関、証券取引所からなる金融ネットワークであり、50カ国以上の企業が所属する巨大コミュニティである。
「世界で最も大きく安全な金融クラウドコミュニティーの一つ」とされ、クライアントや取引先に対して数々のサービスやアプリケーションを提供している。
同ネットワークへのGeminiの参加は、暗号資産業界で初の事例であるという。
今後、BT Radianz Cloudのメンバー企業は、Geminiを通して暗号資産市場へのアクセスが可能となる模様だ。
BT Radianz Cloudへの参加について、Gemini社 のCIO（最高情報責任者）ニック・ヴィジェ氏は、同社と機関投資家のつながりを強めるだろうと歓迎。
一方、BT Radianz Cloudのマネージングディレクターであるマイケル・ウッドマン氏は、「世界の金融機関は、取引するにあたりインフラの安全性や耐久力、パフォーマンスについて、かなり細かい要求をする」と語っている。