機関投資家向け暗号資産カストディのBitGo社が「暗号資産保険」を開始

暗号資産ウォレットやカストディ（資産管理）を提供しているアメリカのBitGo社は、自社のカストディに入る全ての暗号資産に対して、最大１億ドル（約110億円）の保険を提供することを発表した。
20日、海外メディア「BUSINESS WIRE」が報道した。

BitGo社は、ビットコインなど100種類以上の暗号資産に関するサービスを提供しており、現在20億ドル（約2200億円）以上の資産を保管している。
同社の発表によると、ハッキングなどによる秘密鍵の流出、従業員など内部関係者による秘密鍵の盗難、秘密鍵の物理的な損壊があった時に、英国の保険会社ロイズ・オブ・ロンドン社を通じて支払われるという。

BitGo社のCEOであるMike Belshe氏は今回の保険の提供について「暗号資産業界で最も完成された保険だと自負している。これまでは、どのような状況で、どれだけの補償が出るのか？　不明瞭なことが課題だった。弊社では、他のどの企業よりも補償内容に関する項目を明確にした」と、補償内容についてコメントをしている。