米暗号資産運用企業、年金などから4000万ドルの資金調達に成功

米暗号資産ニュースサイトCoindeskによると、米国資産運用企業Morgan Creek Capitalが公的年金基金や大学基金などから4000万ドルの資金調達を行ったことが2月12日、明らかになった。
Morgan Creek Capitalは、15億ドルの運用資産を誇るMorgan Capital Managementの子会社で、暗号資産やトークンベースのプロジェクトを中心に出資を行っている企業だ。
今回の報道によると、Morgan Creek Capitalが立ち上げた私募ファンド「Morgan Creek Blockchain Opportunities Fund」の出資元には、米国バージニア州フェアファックス郡の2つの公的年金基金や大学基金、保険会社などが明らかになっており、多くの機関投資家からの出資が注目されている。
Morgan Creek CapitalのCEO、Anthony Pompliano氏は、当初は2500万ドルの資金調達を目標としていたものの、機関投資家が殺到して調達額が4000万ドルに到達したと話した。
Coindeskによると、公的年金基金から資金調達に成功したブロックチェーン関連企業は、今回が初めてだという。
出資を行った公的年金基金のPolice Officer’s Retirement System(警察官退職制度）のCIO、Katherine Molnar氏は「魅力的なリターンによりブロックチェーン業界に参加できることを楽しみにしている」と語った。