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暗号資産取引所「Liqui」、サービス終了を発表

ウクライナの首都キエフに本社を置くLiquiTradeは、1月28日、サービスと取引所の運営停止を公式サイトで発表した(注Liquiは日本の取引所Liquid by Quoineとは異なるので注意が必要)。
Liquiは、2016年にオープン、市場の成長とともに急成長した暗号資産取引所のひとつで、ICOを終えたコインを他の取引所よりも早く上場させるケースが多く、アルトコインの取り扱いが豊富だった。
しかし昨今の市場の低迷の影響で、2018年には20種以上の暗号資産の上場廃止を発表していた。
サービス終了の理由としては「既存のユーザーに十分な流動性を提供できなくなった」ことを挙げており、流動性が低下したことによって「サービスを提供するだけの”経済的な意味”が見出せなくなった」とも説明している。
またLiquiのサイト上にはユーザーは、30日以内であればLiquiからの資産の取り出しが可能であるが、1カ月以内に全てのアカウントが閉鎖される予定であることや、30日を過ぎると「ウェブサイトを維持することを保証できない」と記載されている。
同社の発表のように現在Liquiの暗号資産取引所ではすでに流動性が大きく下がっており、CoinMarketCapの時価総額ランキングでも160位以下にまで順位を落としている。
このようなことから、今回のサービス終了による暗号資産市場への影響はそれほど大きくないと考えられるだろう。