暗号資産取引所OKExの親会社が、香港上場企業株の過半数を取得

世界トップレベルの取引量を誇る暗号資産取引所「OKEx」と「OKCoin」の創業者Star Xu氏が、香港証券取引所の上場企業「LEAP Holdings Group（LEAP HD）」の60.49％の株式を取得。LEAP HDが23日明らかにした。
LEAP HDは、西インド諸島を構成するケイマン諸島に登記されている建設会社。Xu氏はOKExとOKCoinの親会社「OKC Holdings Corporation（OKC HD）」を通じてLEAP HDの株式を取得、その取得価額は約4億8389万香港ドル（約67.8億円）に上る。
この株式取得によって、Xu氏はLEAP HD最大の株式保有者となり、OKC HDは実質的にLEAP HDの経営を支配することになった。
コインテレグラフの報道によれば、今回の株式取得は、IPO（新規株式公開）の複雑な手続きを避け、企業の支配権を獲得することで、裏口的な上場を果たす狙いがあるのではないかと見られている。
今回の様に、非上場企業が上場企業の経営権を支配し、株式市場に進出しようとする手法は他の暗号資産関連企業でも見られており、最近では韓国の大手取引所「Bithumb（ビッサム）」の親会社「Blockchain Exchange Alliance」が、同様の手法で米国での上場を検討していることが、1月22日に報じられたばかりだ。