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8-9月期月間報告 得する?損する?主要10銘柄実践投資シミュレーション

荒れ模様の暗号資産市場。収支は一体どうなる?

今回は8-9月期の月間報告となります。

中間発表の最後では、予想当日に大きな下落を受けビットコイン換算では微増、ドル換算では微減という結果になりました。

好調な兆しを見せてから一転、雲行きが怪しい相場状況となりましたが、はたして結果はどうなったのでしょうか。

それでは、早速9月10日(木)の予想時の数値から見ていきたいと思います。

以下が予想直前の資産数値です。

0.1010BTC

1047.064ドル

前週比で0.0005BTCのプラス、90.254ドル(当時レートで約9,500円)のマイナスとなりました。

前週の大きなマイナスをカバーしきることができなかった結果となりました。

ビットコイン換算では、ビットコインの価格が横ばいであったこともありほとんど変化は見られませんでしたが、ドル換算では前週に受けたダメージが大きかったと言えそうです。

ただ唯一救いだったのは、最も投資比率の高いバイナンスコイン(BNB)が微減であったことでした。

一方のイーサリアム(ETH)とリップル(XRP)は共に2桁%のマイナスを記録するなど、厳しい展開となりました。

市場推移としても、米株式市場や金先物相場に非常に左右されやすい状況が続いていました。特に金の動向に大きく左右されていた印象です。

さて、この結果を受け、月刊暗号資産online編集部の陸奥守、鈴木宙、大空翔の3人は以下のように予想しました。

3人の予想はバラバラなものになり、1位は同率でチェーンリンク(LINK)とバイナンスコインが選ばれ、3位も同率でイーサリアムとイオス(EOS)が選ばれるという結果になりました。

また上昇銘柄数の予想に関しても陸奥、鈴木が5銘柄の上昇と予想する中で、大空だけが全銘柄の上昇を予想しました。さらに、上位4銘柄は大空が選んだ上位4銘柄であることも特徴的でしょうか。

以下が3人の予想コメントです。

陸奥「残念ながらこの1週間は全面安になってしまった。さらにDeFi関連は暴騰後の下落が相次ぎ、ETHが大きく値を下げた。次の1週間は価格を戻すことになると思われるが、これといって要素が見当たらない。そこで、BTC、BCHに比べ、下落率の低かった、BSVを1位に予想。安定的な値動きをしているBNBを2位に、大きく下げたものは大きく戻すであろうということで、ETHを3位に予想した。また、DeFiもそろそろ値を戻し始めると予想し、LINKを4位に、それ以外は先週に準じて予想を立ててみた。この辺で大きく上に動いてほしいところであるが、少し勢いをためる1週間になると思う」

鈴木「ここ最近、下げ相場が続いていた暗号資産相場だが、記事執筆時点で少しずつ上昇の兆しが見えてきた。特に、イーサリアムは前日比10%上昇。ビットコインも微増だが、上昇の可能性がある値動きをしている。それにしても、リップルは、一体どうしたものなのか。僕の推し銘柄であるリップルは、皆様のご期待通り、下落傾向となっている。もはや暗号資産投資の銘柄としてリップルを推す声は全く聞こえない。これは、由々しき事態だ。数年前、リップルに数百万円も投資してしまった僕。ここから踏ん張って欲しい。この『値上がり予想』が始まってから、1度も輝いていないリップル…陸奥や大空は全く相手にしていない。僕の周りでも、ここ最近リップルを購入している人間はいない。僕も、ついにギブアップ。かなり遅めの参入だが、これからはDeFi銘柄だ!」

大空「不安定な推移をたどっていた暗号資産市場だが、なんとか1万ドルの攻防を経て上向いてきた。特にこの1週間は金先物に連動したような状況だったため苦しかったと思う。しかし予想時点で価格が上向いてきたため、値上がり予想銘柄数は強気に10とした。特にLINKは予想時点で多くのDeFi銘柄が大幅なプラスに転じていたため、追随する形で伸びると踏み1位に。イーサリアムも同様の理由に加え、前週大きく価格落としたので巻き返すだろうと2位に。バイナンスコインはDeFi関連のトピックスを期待し上位にした」

3人の共通点としては、DeFiが市場動向のカギを握ると見ている点でしょう。

先月も前半はピリッとしなかったDeFi銘柄でしたが、月の後半にかけて価格を大きく伸ばしていたため、同じことが起きる可能性も否定できません。

市場に影響を及ぼしたDeFi銘柄・SUSHI(SUSHI)の動向も良い方向へと向かい始めたため、期待したいところです。

それではルールに則り、上位3銘柄にテザーを割り振っていきます。

今回は同順位の銘柄があるため、大空が最終的な投資順を決めていきます。

結果、チェーンリンクを1位として5割、2位にバイナンスコインで3割 、3位にイーサリアムで2割という配分でテザー(USDT)を割り振ることになりました。

以下がその結果です。

  • LINK→1LINK=12.983USDTで、39.977LINKに交換
  • BNB→1BNB=24.138USDTで、13.201BNBに交換
  • ETH→1ETH=372.927USDTで、0.557ETHに交換

大きなプラスを目指してはいるものの、上にも下にも大きく変動しやすい銘柄になっているため、翌週までに大きな変化が見られるかもしれません。

さて、ここからは8-9月期の最終結果を報告します。

先月に引き続き、DeFi関連銘柄の影響を大きく受けた暗号資産市場。結果はどうなったのでしょうか。

こちらが結果になります。

残念ながら3ヶ月ぶりのマイナスとなりました。

日本円にして約1万8,000円のマイナスです。

DeFi銘柄が高騰する中で主要銘柄とも言えるビットコインやイーサリアムなどが振るわなかったため、このような結果になったのかもしれません。

また、ピンポイントで大きく下落した銘柄に資産を割り振っていたのも原因になったことでしょう。

最後にお知らせ

さて、4月から開始した本企画ですが、9月30日のシミュレートを持って一旦終了となります。

半年間でどのような資産推移になるのか検証することを目的として始まった本企画ですが、早いものでもう終わりが近づいてきたということですね。

最終回の更新は10月2日金曜日を予定しています。

半年間で資産状況はどうなったのか、また本企画で最も資産が変動した月やその変動率に関してなど、最後のまとめを行う予定です。

ぜひ最後までお付き合いください。

果たしてこの半年間で暗号資産投資は『得した』のか、それとも『損した』のか、またそれはどのくらいの規模であったのか、ぜひお楽しみに!

※本企画は投資“シミュレーション”
となっています。
あらかじめご了承ください。