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テニス・全豪オープンが初のNFTコレクションを販売

6日、全豪オープン(AO)は初のNFT(非代替性トークン)コレクションを発行することを発表した。テニスのグランドスラム大会としては初めてとなる。また、メタバース・ディセントラランドにおいてバーチャルパーティーも実施する。こちらもグランドスラム大会としては初となる。

今回のNFTコレクションは、10日から6776枚リリースされる。コンテンツ的には、1月17日から30日までのトーナメントにおける約600試合のウィニングショットの映像をNFT化する。

NFTを購入した場合、保有者にはNFT発行後にテニスコートを6776に分割しNFT化したものがランダムに与えられる。各試合のウイニングショットは、テニスコートのNFTに割り当てられ、ウイニングショットが当たった場合、映像等は全てこの割り当てられたテニスコートのNFTに紐づけられる。また、全豪オープンで11ある優勝決定戦のウイニングショットが割り当てられたNFT所有者にはカスタム刻印ケースに入った特別仕様の実物のテニスボールが贈られる。その他にも、いくつかの抽選会等で、NFT所有者にはバーチャルウェアラブルや全豪オープングッズが贈られる予定だ。

NFTは1つ0.067イーサリアム(約2万7,000円)で販売予定だ。大会期間中、ディセントラランド上でNFT所有者を募ったバーチャルパーティーが開催される。コンピューターの画面からは、オーストラリアの暖かい夏の雰囲気を感じることができるという。一大スポーツイベントとしては初の試みになる。

新型コロナウイルスのパンデミックにより、現実世界における多くの懇親会が中止に追い込まれるなか、全豪オープンのようにバーチャルパーティーを同時開催することが一般的になっていく可能性は高い。

テニス業界にも続々とNFT・メタバースの波が押し寄せている。去年は大坂なおみ選手の姉で現役を引退した大坂まり氏がデザイナーに転身。大坂なおみ選手をモチーフとしたNFTトレーディングカードコレクションを発行した。発行されたNFTはオークションにかけられ、最低落札価格は1枚5万2000ドル(約600万円)であった。落札者には大坂なおみ選手のサイン入りラケットが贈られて話題となった。

画像:Shutterstock