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鉄腕アトムのデジタルアートNFTが約5,300万円で落札

NFT・ブロックチェーン事業を手掛けるdouble jump.tokyoは20日、同社のNFT事業支援サービス「NFTPLUS」を通じてプロデュースする手塚プロダクション初の公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)」において、シリーズ第一弾「鉄腕アトム」のデジタルアートNFTが120ETH(約5,300万円)で落札されたことを発表した。

手塚治虫氏の漫画原稿で構成されたモザイクアートNFT「鉄腕アトム」が18日にNFTマーケットプレイスOpenSeaで行われたオークションにおいて120ETH(約5300万円)で落札された。

手塚プロダクションは、同プロジェクトのデジタルアートNFTの純売り上げをユニセフと日本の子供のための組織に各10%寄付するという。

double jump.tokyoの代表取締役である上野広伸氏は「NFTの認知度が一気に広がった2021年。世界に誇る手塚治虫先生のコンテンツを使用した初のアートNFT作品。その第一歩を踏み出す機会をdouble jump.tokyoがご協力できたことを光栄に思います」とコメント。

また、シリーズ第一弾である同作品に続き、「火の鳥」「ブラック・ジャック」を展開予定だという。シリーズ第二弾の販売は2022年1月を予定している。

公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu」では、日本漫画の礎を築いた手塚治虫氏のチャレンジャー精神を受け継ぎ、デジタルアートNFTという新たなジャンルで手塚作品やメッセージ性を発信。手塚治虫氏の代表作品を題材に、「モザイクアートNFT」「ジェネレーティブアートNFT」の2形態でデジタルアートNFT作品を展開している。

同プロジェクトでプロデュースを手掛けているのはdouble jump.tokyoだ。

同社はNFT・ブロックチェーンゲーム専業開発会社として、2018年4月に設立。「My Crypto Heroes」「BRAVE FRONTIER HEROES」などのブロックチェーンゲームの開発や、大手コンテンツホルダー向けにNFTの発行販売やゲーム、メタバース連携を支援するNFT事業支援サービス「NFTPLUS」の提供を行っている。

2021年は国内外でNFT作品への高額落札が相次いだ。国内では、3月にVRアーティストのせきぐちあいみ氏によるアート作品「Alternate dimension 幻想絢爛」が約1,300万円で落札され、話題となった。

画像:Shutterstock