月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • パラリンアート作品をNFT化 2022年1月中旬以降に販売開始

パラリンアート作品をNFT化 2022年1月中旬以降に販売開始

一般社団法人障がい者自立推進機構は10日、NFTマーケットプレイスを運営するRAKUICHIと業務提携し、障がい者活躍推進活動の一環として、パラリンアート作品のNFT(非代替性トークン)化を行うことを発表した。

RAKUICHIが運営するNFTマーケットプレイス「楽座マーケットプレイス」において、2022年1月中旬以降にNFTの販売を開始する。

障がい者アーティストによるパラリンアート作品をNFT化し、世界中で取引を可能にすることで、パラリンアートの認知度を向上させ、障がい者アーティストのさらなるマネタイズの可能性を見出すことを目的としている。

アーティストの登録は無料で、2021年11月現在で登録者数は約660名だという。

楽座マーケットプレイスは、RAKUICHIが日本のカルチャーの保護と発展に貢献することを目的として、2021年5月にオープンしたNFTマーケットプレイスである。

主に日本のアニメ・漫画やアートを取り扱い、日本発の安全で信頼できる取引プラットフォームを目指している。

2021年11月には日本初のNFTリアルギャラリー「楽座マーケットプレイス・ギャラリーラボTOKYO」を東京都千代田区の有楽町マルイ7Fにオープン。

「リアルでNFTアイテムを確認し、デジタル上で購入する」というリアルとデジタルを融合させた新たなNFT購入体験を提供している。

NFTとは、暗号資産の基本技術として知られるブロックチェーンを活用したデジタル資産の一種。

一般的にデジタルデータは簡単にコピーすることができるため、宝石や絵画などのような資産と比較して価値を持たせることが困難だった。

一方で、NFTはブロックチェーン上に所有権や取引履歴を記録できることで、「誰が保有していたか」を明確にすることができる。

偽造不可な「唯一無二」のデジタルデータとなり、資産価値を有する存在として、価値のやり取りを実現するものだ。

2021年にNFT市場は急成長を遂げ、市場への参入が相次いでいる。

国内発のNFTマーケットプレイスとしては、暗号資産取引所を手掛けるCoinchackによる 「CoincheckNFT」やGMOインターネットグループ企業が運営する「Adam」などがある。

画像:Shutterstock