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NFTトレカのcoinbook、ソラナを採用した国内初のNFTプロダクト開発へ

NFT(非代替性トークン)トレカをはじめとしたブロックチェーン関連の事業を手掛けるcoinbookとブロックチェーンテック事業会社のアトノイは24日、ソラナ(SOL)のブロックチェーンを採用した日本国内初となるNFTプロダクト「NFTex.Solana」の開発を行うことを発表した。

これまで、NFTマーケットにおいて課題となっていたトランザクションコストの低減およびトランザクションスピードの改善、加えて暗号資産(仮想通貨)時価総額で上位5銘柄に入るソラナを基盤とすることで、NFTの一般化を目指すという。

coinbookが事業開発を担当し、ソラナブロックチェーンの導入支援をアトノイが担当する。

NFTex.solanaは、暗号資産を用いたデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するプロダクトである。権利証明機能、コミュニティ機能、NFTの発行、販売、オークション機能等一般的なNFTのマーケットプレイス機能全般のほか、既存のECサイトでの暗号資産商品の導入やポイントの相互交換機能など多機能であることが特徴だという。

決済手段はクレジットカード・暗号資産(ETH)・銀行振込の3手段となる。コンテンツストレージとしては、Arweave(AR)およびIPFS・ファイルコイン(FIL)と関連した「NFTStorage」を採用する。

ソラナはジュネーブに拠点を置く「Solana Foundation」によって運営されているオープンソースのプロジェクトだ。イーサリアムと比べ手数料が安価であることに加え、1秒間に約5万件ものトランザクションを処理する高速ブロックチェーン として、人気を博している。

「NFTex.Solana」では、 取引手数料の安いソラナを採用したことで、NFT発行体側が代理で手数料を支払うことが可能になり、最適なユーザーエクスペリエンス(UX)の提供が実現したという。

Coinbookは昨年10月よりNFTプラットフォーム「NFTトレカ」のサービスを開始。人気アイドルグループ・SKE48のデジタルトレーディングカードの発行および販売を行い話題となった。

同社はNFTトレカを筆頭に、エンターテイメントとブロックチェーンを掛け合わせた事業を進めている。

画像:Shutterstock