月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • ブロックチェーン関連3団体、NFTについて協議

ブロックチェーン関連3団体、NFTについて協議

一般社団法人ブロックチェーンコンテンツ協会(BCA)は一般社団法人日本ブロックチェーン協会(JBA)、一般社団法人ブロックチェーン推進協会(BCCC)とガイドライン整備や国内事業者の国際競争力強化のための環境整備などを議論するために、ブロックチェーン関連3協会でNFT分科会を開催することを明らかにした。18日、ブロックチェーンコンテンツ協会がプレスリリースで発表した。

3協会はNFT分科会開催の目的として、今年に入ってからNFT市場が急拡大したことにより、NFTを取り巻く制度のあるべき姿について各方面で議論が急速に始まったことを挙げた。

3協会は、最近のNFTブームで高額なアートの取引やオークションの落札がマスコミの話題となる中、NFT本来の価値を伝えたい模様だ。

例として「NFTは最終制作物のみならず制作背景や歴史、ファンとアーティストの繋がりや思い、新しい取り組みに挑戦する過程など、価値があることは認められていたが具現化してこなかった分野にも価値を与えるテクノロジーです」とリリースにおいて述べた。

また、分科会においてNFTブームにおける問題点も課題に挙げるという。

その理由として、今後NFTにより広がっていくエンターテイメントの幅や産業の発展を健全に促進するためには、消費者保護、投資家保護などを適切に行う必要があると指摘。既存の制度に当てはめて考えていくだけでは追いつかない部分が出てくると予想されるため、より柔軟な議論が必要だとした。

そのため、ブロックチェーン関連各団体で個別に議論して行政に働きかけるのではなく、3協会共同で分科会を開催して意見を集約し、新たに生まれた産業の育成のために官民連携を目指すことで一致したという。

3協会は分科会を開催する意義として「我が国は世界中から愛される優良なコンテンツ、優秀なクリエイターを多数輩出してきました。世界に誇るべき作品やクリエイターがNFTを通じて世界に羽ばたけるように環境整備を急務ですすめていきます」と述べた。

なお、1回目の分科会は5月20日に開催される予定だ。現時点で、5回の分科会の開催が決定している。

画像:Shutterstock