月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • Filecoinなど30%超高騰 グレースケールが5銘柄の投資信託を開始

Filecoinなど30%超高騰 グレースケールが5銘柄の投資信託を開始

米大手投資会社で暗号資産(仮想通貨)投資ファンドを運用するGrayscale(グレースケール)は、新たに5つの暗号資産投資信託を提供することを明らかにした。米国時間17日、同社公式サイトで発表した。

今回追加された銘柄は、IPFS技術を使った分散型ストレージプロジェクトのFilecoin(FIL)、次世代ブラウザ「Brave」を展開するBasic Attention Token(BAT)、分散型金融(DeFi)のチェーンリンク(LINK)、VRなどの仮想空間で利用されることに特化したDecentraland(MANA)、分散型ビデオストリーミングネットワークでの利用を目的に開発されたLivepeer(LPT)だ。

17日未明に、グレースケールが上記5銘柄の投資信託の提供を発表した際には、軒並み上記の暗号資産価格が上昇。なかでもFilecoinの価格は、一時前日比35%超となる1万500円ほどまで高騰し、暗号資産時価総額ランキングにおいて20位まで順位を上げた(CoinMarketCap参照)。記事執筆時点でも9000円台で推移している。

グレースケールは2013年に設立。米国の規制を遵守する投資信託会社として、昨年から暗号資産の投資信託のサービス提供を開始し、ビットコイン投資信託とイーサリアム投資信託を中心にサービス提供を行なっている。

同社は、ビットコイン価格の上昇や暗号資産事業の好調を要因に、2020年初頭には20億ドルだった資産運用額が2020年末には202億ドルへと、約10倍にまで急成長したことを報告している。

画像:Shutterstock