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ビットコインを対象にした証券化商品、日本で初登場

eワラント証券株式会社は、2021年2月15日より個人投資家向けカバードワラント(eワラント)の新規銘柄として、「ビットコイン先物リンク債プラス5倍トラッカー」および「ビットコイン先物リンク債マイナス3倍トラッカー」、この2つの商品を総称して「ビットコインレバレッジトラッカー」の取扱いを開始することを発表した。1日、eワラント証券がプレスリリースで発表した。

eワラントで個人投資家向けに暗号資産(仮想通貨)を証券化した商品としては日本初のものとなる。

ビットコインレバレッジトラッカーは、レバレッジ投資でありながら追証はなく、最大損失は投資元本に限定される。先物を対象としており、ハッキングや盗難リスクもなくビットコイン相場に投資できるなどの特徴がある。

eワラント証券株式会社はゴールドマン・サックス証券からeワラント事業を引き受け2009年に設立。今年1月には日本暗号資産取引業協会(JVCEA)に第二種会員として入会した。

今回、同社が取り扱いを開始するビットコインレバレッジトラッカーは、シカゴマーカンタイル取引所 (CME)に上場している特定の限月の米ドル建ビットコイン先物を対象とするeワラントだ。

プラス5倍トラッカー型はビットコイン先物価格上昇時に値上がりが見込め、マイナス3倍トラッカー型は、ビットコイン先物価格下落時に値上がりが見込めるものとなっている。

また、1万円程度の少額から投資が可能で、ビットコイン相場に参加できるという。15日から、eワラント証券、SBI証券およびSBIネオモバイル証券にて取引ができる予定となっている。

eワラントは今回の新商品発売の狙いとして、「世界的な低金利で暗号資産の需要は高まっており、1月には史上最高値を更新するなど ビットコインへの注目は高まっています。本商品の取扱開始を通じて、従来の暗号資産の投資家に加え、株式やFXの投資家の皆様にも、より手軽かつ多様な用途で暗号資産相場へ投資いただけるものと考えております」と期待を述べた。

画像:Shutterstock