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イーサリアム2.0の新たなテストネットがローンチ

アメリカNYのブロックチェーン関連企業「Prysmatic Labs」が、「イーサリアム2.0」ブロックチェーンの新しいテストネットワークをローンチしたことを発表した。
10日、同社の公式サイトにて明らかにした。
新たにローンチされたテストネットは「Onyx」と名付けられ、既に入金の受付を開始している。
Prysmatic Labsは今年4月に、パブリックテストネットである「Topaz」の立ち上げをしたばかり。
Topazでは、バリデータがロックアップするイーサリアムの量をメインネット同様に「32ETH」に設定し成功した。
Onyxは、前回のバージョンTopazを改良した仕様になっているという。
Onyxでは、イーサリアム 2.0の最新の公式仕様である「v0.12.1」をテストする。
これは、イーサリアム2.0メインネットのリリース前における最後のアップデートだという。
Onyxのテストネットでは、いくつかの重要なクオリティの改善・改良されたP2Pのメッセージ処理、およびイーサリアム 2.0の最新仕様の調整をしていく予定だ。
イーサリアム2.0では、ステーキングの機能が実装される予定だ。
イーサリアム保有者が、ネットワーク上の新しいブロックを確認するノードを実行できるようになり、報酬を得ることができる仕組みとなっている。
今回のPrysmatic Labsによる最新のバージョン更新により、イーサリアム2.0ネットワークの立ち上げに一歩近づいた事になる。
これによって、ブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解決することが期待されている。
イーサリアム2.0は当初2020年1月にローンチする予定だったが、延期が続き、今年の7月が目標の期日となっている。
多くの関係者はイーサリアムの5周年となる今年の7月30日がローンチの予定と見ている。
今年5月に行われたブロックチェーンとイーサリアムのカンファレンス「Ethereal Summit」において、イーサリアム2.0クライアントソフトウェアを運営する「Teku」のBen Edgington 氏は「第3四半期までにイーサリアム2.0は稼働すると80〜90%の確率で確信している」とコメントしている。