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中国国営メディア、「半減期」を報道

中国の国営経済メディア「央视财经」が10日、ビットコインが「半減期」に向けて一時1万ドルを突破したことを報道した。
既報の通り、中国では2017年より暗号資産取引は禁止されており「暗号資産・ビットコイン」をポジティブに扱うことは極めて異例の出来事だ。
央视财经の報道によると、「ビットコインが半減期に向けて一時1万ドルを突破したことや、過去の半減期と価格上昇の関係性、また直近で大口投資家Paul Tudor Jonesのヘッジファンドが『ビットコイン先物』を検討していること」など、ビットコインについて肯定的に報じた。
また同記事では、暗号資産関連のデータ分析大手MessariのアナリストRyan Watkins氏にもコメントを求め「半減期を経てビットコインの供給関係が変化することで、長期的価格上昇につながる可能性もある」と楽観的な見解も掲載した。
今年に入り、「デジタル人民元」の開発状況が進んでいることや、蘇州市など複数の都市では実証実験が進んでいるなど、暗号資産に対する動きが活発化している。
中国では暗号資産関連事業に対し法的に不明瞭な部分が多々あるが、今回の政府傘下の新聞が取り上げたことは今後、暗号資産について前向きな議論につながりそうだ。