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食品大手Dole、2025年までに食品追跡にブロックチェーンを導入

食品大手のDoleは、食の安全性を強化するためにブロックチェーンを活用したタグ付けの他、先進的な食品追跡ソリューションをフルーツや新鮮野菜などの事業部門で導入することを明らかにした。
この発表は同社の「2020年度企業責任と持続可能性報告書」の中で語られたもので、Doleが構想する3つの柱の1つとして取り上げられた。
食の安全性を向上させるため、2025年までに完全な追跡性能を実装すると意気込んでいる。
Doleが採用するブロックチェーンは、IBMが開発するブロックチェーンプラットフォーム「IBM Food Trust」だ。
同社はIBM Food Trustの前身であるIBMの「Food Blockchain Consortium」にも参加しており、NestléやWalmart、Unileverといった大手企業とともに創設メンバーとして支援してきた。
Doleによると、IBM Food Trustの導入によって数週間も必要だった食品の安全調査がすぐに行えるようになり、問題発生からリコールまでのスピードが格段に上がるという。
また、システムに組み込まれたセキュリティー対策により生産者が別の業者の製品流通を見ることを防ぎ、最終的には消費者がQRコードをスキャンするだけで農場から売り場までの経路を追跡できるようにするという。
Doleはすでにサラダなど新鮮な野菜のサプライチェーンで同様の食品追跡ソリューションを導入していると明かし、近い将来他の生産ラインにも導入する予定とのことだ。