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HTC、スマホで暗号資産モネロのマイニングが可能に

台湾の大手電機メーカーHTCは、同社のブロックチェーンスマホ・Exodus 1Sで、暗号資産モネロ(XMR)のマイニングが行えるサービスを発表した。
これは高性能ASICチップを開発するMida Labs社と提携することで実現。
Mids Labsが開発中の「DeMiner」というアプリをダウンロードすることでモネロのマイニングに参加できるという。
このアプリは2020年の第2四半期にリリース予定だ。
HTCの分散型技術に関する責任者Phil Chen氏は、モネロのマイニングサービスを提供する理由について、モネロがCPUベースでの計算に適した「Random X」と呼ばれるアルゴリズムを採用していることを挙げた。
同氏によると、DeMinerは一般的なデスクトップPCと同程度のハッシュレートを有すると同時に、消費する電力エネルギー量がはるかに抑えられるとのこと。
さらに、Exodus 1S機種で同アプリを用いた場合、ユーザーは1日に平均で0.0038ドル(約0.4円)相当のモネロをマイニングすることが可能となり、電気代はその半分以下に抑えることができるという。
また、マイニングは端末が充電器に接続され使用していない間に行われるようだ。
Chen氏は、モバイル端末の数が35億台に近づいていることに焦点をあて、結果的に中央集権化されているマイニング市場でハッシュレートやマイニングパワーを分散化させることができると指摘した。