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ロシア、規制サンドボックス内で暗号資産合法化の可能性

暗号資産に対し懐疑的なロシアにおいて、暗号資産が合法化される可能性が浮上した。
24日、同国日刊紙のIzvestiaが報じた
報道によると、ロシア経済発展省は17日にロシア議会へ提出した「規制サンドボックス関連法案」において、規制緩和によって今後の発展に期待が持てる分野を記載。
医療・運輸・リモート教育・貿易・金融・建設・製造・公共サービスの8つの分野を挙げた。
その際、「分散型台帳技術」もこれら規制サンドボックス内に含める可能性のある技術として列挙されたという。
またこのサンドボックスとは別に、無人機や個人情報の使用などに関する規制を免除する「衛星法案」が存在。
この衛星法案ではサンドボックスに参加している人間が遵守すべき規制や、いくつかの規制免除に関する内容が記載されている。
同法案において活動が認められれば、ブロックチェーンや暗号資産に関するテストを行うことが可能となる。
ロシア経済発展省は、既存の規制によってブロックチェーン企業などのフィンテック企業が十分な実験等を行えていないと考えていることから、規制サンドボックス関連法案と連動して衛星法の策定を目論んでいるようだ。
しかしIzvestiaによれば、ロシア中銀は未だ暗号資産に対して厳しい姿勢を取っており、ロシア経済発展省の考えに対しても立場を明確にしていないという。
依然としてロシアでの暗号資産合法化への道のりは険しいが、規制サンドボックス関連法案の動向によっては、今後ポジティブな方向に進む可能性もある。