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ウクライナ当局、暗号資産の押収目的でウォレットのブロックが可能に

ウクライナ財務省の公式ウェブサイトに掲載された声明によると、ウクライナ国家財務監視局は不正に取得された暗号資産を押収する目的で、ウォレットをブロックすることが可能になったようだ。
これはウクライナの財務大臣であるOksana Markarova氏が明らかにしたもので、ウクライナ当局は暗号資産の出所を特定できるだけでなく、どのように使われたかを検知する機能も備えているとのことだ。
Markarova氏は、「暗号資産の取引自体を止めることは不可能だが、ウォレットをブロックし、不正取得された暗号資産を没収することは可能である。これは暗号資産の秘密鍵にアクセスすることで実現できる」と述べている。
昨年12月、ウクライナでは暗号資産関連法案が可決。
すでにウクライナ大統領が署名し、今年4月に施行される予定となっている。
この法案では、暗号資産の取引や送金の際、送信者のウォレットアドレスや本名、国内の連絡先などの身分証明書を政府が監視のために収集する。
また、新たなマネーロンダリング対策(AML)規制のもと、3万UAH(約13万円)を超えるような暗号資産取引をする場合、政府が送金者と受信者両方の本人確認や検証作業を行う。