月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • 日本版、ステーブルコイン発行へ

日本版、ステーブルコイン発行へ

一般社団法人ブロックチェーン推進協会は(BCCC)は、ステーブルコインに関する新たな部門を設立し、今年2月から本格始動することが明らかになった。
23日、同協会がプレスリリースにて発表した。
プレスリリースによるとBCCCでは2月から半年を目処に、日本円及び世界の主要通貨に対してステーブルとなる仕組みを策定し、その後、実装期間を経て最大30社での企業間決済実験を実施する予定だ。
BCCCでは、社会インフラとしてのブロックチェーンの可能性を広げることを目的とし、2017年7月に円(JPY)に対して裏付けられた暗号資産「Zen」を発行し、約半年間にわたる社会実験「Zen 第1フェーズ」を実施した。
この実験はZenの発行総額約8.5億円、BCCC加盟企業約10社が参加し実施され、対円為替においてビットコインが2,000%程の変化をする中でZenのボラティリティは20%以内に抑えられるなどの実験結果が得られた。
BCCCによると、2月からスタートする第2フェーズの実験では、日本円や米ドル、ユーロを含む各通貨とそれぞれペッグした複数のステーブルコインを発行する。
さらにFacebookの「Libra」を意識した通貨バスケット制のステーブルコイン「ZENX」を発行。
各通貨とペッグしたステーブルコインを裏付けとし、各コインの流通総額の変動に合わせてバスケットの構成比率や価値を自動的に変動させる計画だという。
その上で、研究・検証を行い、日本発のグローバルなステーブルコイン発行の実現を目指す。