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クレイグ氏、秘密鍵入手で110万BTCへアクセスか

ビットコイン創設者の「サトシ・ナカモト」を自称するクレイグ・ライト氏が、マイニング報酬で得た110万BTC(約1兆445億円)以上が保管されているウォレットへアクセスするための秘密鍵を入手した可能性が浮上した。
現地時間14日、裁判所に提出された文書で明らかになった。
文書によると、ライト氏側はマイニング報酬で得た110万BTCと秘密鍵にアクセスするために必要な情報を入手したとのこと。
また裁判官の命令に従い、BTCを保有する1万以上ものアドレスをリスト化し、原告に送ったという。
ライト氏と故デイブ・クレイマン氏が共同で行ったマイニング報酬の所有権に関する争いは、クレイマン氏の遺族側がライト氏の着服を疑い訴訟を起こしたもの。
昨年8月には、裁判所がライト氏に対してマイニング報酬の50%を支払うよう命じている。
今月10日、ライト氏側は裁判所から今年2月3日までに上記のウォレットにアクセスできるか通知するように命じていたが、それからわずか4日での出来事だった。
一連の状況を踏まえてか、ライト氏が率いるビットコインSV(BSV)は前日比最大120%の暴騰を見せ、時価総額順位でもビットコインキャッシュ(BCH)を抜いて4位へ浮上。
アルトコイン価格の底上げに一役買った形となった。
今後の裁判の状況などによっては、さらに暗号資産市場へ影響及ぼす可能性もあるだろう。