スイスの暗号資産銀行SEBAが、9ヶ国に進出

暗号資産銀行として設立されたスイスの「SEBA」が、新たに9ヶ国でサービスを展開することが明らかになった。
同社が12日に発表した。
新規にサービスを提供するのは、イギリス、フランス、ドイツ、オーストリア、ポルトガル、オランダ、シンガポール、香港、イタリアの9ヶ国で、機関投資家や適格投資家向けに暗号資産サービスを開始する。
今回、SEBAは暗号資産のネットバンキングサービスに加え、暗号資産の保管管理、暗号資産を担保とした融資、暗号資産と法定通貨の交換などのサービスを提供する予定だ。
取り扱い暗号資産はビットコインとイーサリアム、ステラ、ライトコイン、イーサリアムクラシックの5種類。
SEBAは今年の8月にスイス金融市場調査局から銀行および証券ディーラーのライセンスを取得し、11月に暗号資産の銀行業をスタートさせた。
銀行業がスタートするにあたって、今後、海外の顧客誘致も開始する予定だと発表していた。
SEBAは市場を拡大することによって「暗号資産の普及に向けた道を開いていく」と述べている。