バイナンス、KYC情報の一部漏洩で被害者にVIPメンバーシップ付与へ

大手暗号資産取引所バイナンスは、今月7日に発生した同取引所のKYC情報（顧客確認情報）漏洩疑惑に対し、その一部がKYC情報の画像処理を行う外部業者から流出したものであると発表した。
最新の調査により、テレグラムの匿名ユーザーによってリークされたKYC情報の一部が、外部業者によって処理されたものと一致したという。
バイナンスによると、すでに漏洩被害に遭ったユーザーに対して連絡を取っており、補償として取引手数料割引や、その他優遇されたサービスを受けることができる「VIPメンバーシップ」を付与しているとのこと。
今回の漏洩疑惑は先述した通り、今月7日にテレグラムの匿名ユーザーが、KYC情報を拡散したことが発端となっている。
また、同ユーザーは拡散した約1万もの写真を引き換えに300BTCをバイナンスに要求しており、波紋を呼んでいる。
なお、バイナンスはすでに法的機関に通報しており、さらにこの匿名ユーザーの特定に貢献した人物に最大25BTCの懸賞を提供すると発表したが、未だ手がかりは掴めていないようだ。