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ラーメンチェーン大手の幸楽苑、ブロックチェーンなど先端技術を活用した働き方改革クラウドサービス「beepシフト」をテスト導入。店舗運営の改革を加速させる

ラーメンチェーン大手の幸楽苑(福島県郡山市)が、法人向けブロックチェーンの技術提供を手掛けるbeepnow systems(大阪市西区)が開発した働き方改革クラウドサービス「beepシフト」をテスト導入することを決めた。
昨年度より取り組んでいる働きやすい職場環境づくりの一環で、店長など現場管理職の業務の1~2割を占めるシフト作成に要する負担や時間削減へつなげる狙いだ。
両社によると、ブロックチェーンで勤務データを蓄積したり、人工知能が業務サポートを行う労務管理システムを外食業界が導入するのは先進的な取り組みだという。
人手不足を背景に、人材確保やシフト管理といった労務管理の負担増が重荷になっている外食業界。
全国で500店を展開し、約9000人の従業員を抱える幸楽苑も同様の経営課題を持っていた。
さらなる事業拡大をにらむ同社にとって、労務管理の問題解消は喫緊を要しているとして、beepnow systemsとの連携とシステム導入を決めた。
beepシフトは、スタッフからの出勤希望日の収集や、希望に応じたシフト作成などを自動で行う。
店舗間でのパートナー共有機能を利用することで、エリアや時間ごとに異なる繁忙期の必要人員の最適化にも対応できる。
ほか、スタッフの勤務実績をブロックチェーンに記録。
スタッフは記録された勤務情報を履歴書として活用できるという。
蓄積した売上や客数、従業員のスキルなどの勤務データをもとに、beepシフトのAIが店舗運営と経営戦略をサポートするという機能も付いている。
東京都港区の幸楽苑ホールディングス六本木研修センターで記者発表会があり、同社の新井田昇社長が「創業65周年を機に掲げた海外展開やさらなる顧客の幸せの追求といった理念を実現するため、働き方改革を一層加速させていく」とあいさつ。
beepnow systemsの親会社、beepnowグループのAlex Tsai CEOは「人工知能に基づいた経営戦略の提案を手掛けるbeepシフトを提供し、店舗経営をサポートしていきたい」と語った。
幸楽苑は9月までにbeepシフトを2店舗でテスト導入。
10月以降からは導入エリアを広げ、2020年8月には全店舗に導入する予定だ。