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タイとミャンマーの中央銀行 暗号資産イーサリアム基盤の国際送金システム導入

タイとミャンマーの中央銀行総裁が、ブロックチェーン開発企業エベレックスが開発した暗号資産イーサリアム(ETH)ベースの送金システムを承認したとコインテレグラフが7日報じた。
エベレックスがコインテレグラフと共有した5日付のプレスリリースで明らかになった。
現在、300万人を超えるミャンマー出身の移民労働者がタイで働いており、毎月収入の一部をミャンマーに送金しているという。
日本の大手シンクタンクの調査では、送金額は約18億ドルに及ぶ。
今回の送金システムの導入で、ユーザーはスマートフォンを利用して、いつでも送金できるようになるという。
送金のコスト削減や時間短縮といった効果も期待されそうだ。
この送金システムは、4月4日開催のASEAN中央銀行総裁及び財務大臣会議で、エベレックスと国営クルンタイ銀行(タイ)、シュエ銀行(ミャンマー)の3者により共同発表された。
プレスリリースによると、両銀行が3月28日にタイ・ミャンマー間にクロスボーダー送金システムを導入するという意向書に署名した。
またプレスリリースでは、クルンタイ銀行総裁ウィーラタイ・サンティプラポップ氏が「これまでセキュリティで保護されていなかった送金手段を利用していた移民労働者にとって朗報だ」とし、シュエ銀行総裁のウー・チョ・チョ・マウン氏は「(新たな送金システムの導入で)両国の経済活動は、よりスピーディーで安全なものになるだろう」と述べた。