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AI向けブロックチェーン企業が大手保険会社と連携

イーサリアムブロックチェーン技術を活用し、人工知能(AI)向けの分散型ネットワークを開発している「SingularityNET」(シンギュラリティネット)が先週、中国の大手保険会社「中国平安保険」とAI分野でパートナーシップを締結したと公式ブログで発表した。
近年、アメリカや中国を中心としてAI開発が急速に進んでいる一方、AI間でのデータ共有を阻止する動きあると指摘されている。
アメリカをはじめ先端技術を開発している国家はデータの輸出規制を行なっており、また、個人情報流出への懸念もある。
そこで同社はブロックチェーンを活用して、AIに必要なビッグデータを売買が可能な分散型マーケットプレイス開発。
AI向けのデータ市場を創出し、流動性を確保するソリューションを提案しており、先月28日にはAI向けデータのマーケットプレイスのベータ版をリリースしている。
今回の提携では、光学文字認識(OCR)やAIによる画像・動画認識、AIを訓練させるモデルの構築などに焦点を当てており、次第に協業範囲を広げていく予定だという。
なお、中国平安保険グループは、フィンテック分野への積極的な投資で知られる金融機関であり、自治体などとも提携し複数のプロジェクトを進めている。