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ベネズエラのケンタッキーが仮想通貨決済を導入へ

南米ベネズエラのケンタッキー・フライドチキンで、仮想通貨ダッシュ(DASH)での決済が可能になることが明らかになった。
アメリカの経済誌Forbes(フォーブス)によれば、首都カラカスで展開するケンタッキーの店舗にて、DASHの決済受付が開始されるようだ。
仮想通貨決済が導入される背景としては、近年のベネズエラがハイパーインフレに陥っており、自国通貨が決済通貨としての機能を失っているという現状がある。
したがって、同国では代替となる決済手段として仮想通貨の普及が進んでいた。
そのなかでもDASHのシェアは拡大しており、DASHの開発チームいわく、ことし夏の時点でDASHにとって同国は、世界第2位の市場へと成長しているとのこと。
実際にDASHの決済が可能な店舗などが集約されているWebサイト「Discover Dash」では、決済を受けている国内の店舗が2,470も存在し、これは他国を大幅に上回る数値だ(2018年12月11日現在)。
なお、天然資源が豊富なベネズエラでは、政府によって石油を価値の担保とした国産仮想通貨ペトロが発行されており、トップダウンでペトロの普及が進められている。