アップデートを控えるビットコインキャッシュ（BCH）の価格が急騰

今月15日にアップグレードを控えるビットコインキャッシュ（BCH）の価格が6万円を超える急騰を見せた。
今回のアップデートについては、ビットコインキャッシュ（BCH）の開発コミュニティ内で意見が分かれているのが現状だ。
2018年8月20日、BitcoinABCによる最新版ソフトウェアのリリースが発表され、ビットコインキャッシュの技術仕様の変更が提案された。
しかし、BitcoinSV と呼ばれる開発コミュニティからは、別の技術仕様の変更が提案されている。
11月15日までに、開発コミュニティ間での技術仕様変更案による対立が解消されない場合、ビットコインキャッシュ（BCH）のチェーンは分岐（ハードフォーク）を余儀なくされる。
仮想通貨相場が一様に低調な気配を示す中、ビットコインキャッシュ（BCH）に市場参加者の注目が集まっているようだ。

日刊仮想通貨の見解

仮想通貨のハードフォークについては、相場に影響を与える重要なイベントとして捉えられている現状がある。
ハードフォークによる仮想通貨の分裂が発生する場合、分裂前の仮想通貨保有量と同量の新たな仮想通貨が付与されるという対応がなされることも多い。
このような恩恵を享受しようと、ハードフォーク前には投機的な買いが殺到することも珍しくない。
実際、過去に発生したビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）のハードフォークでは、その価格が急騰したことも有名だ。
このようなハードフォークの可能性は仮想通貨独自のものであり、仮想通貨投資家にとって、イベント的な投機機会となっている。