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ビットコイン決済ができるエクセル拡張機能を開発

ソフトウェアエンジニアでBitcoin Advisory LLCの設立者であるPierre Rochard氏(以下、Rochard氏)は、先月24日、ビットコイン決済ができるMicrosoft社のエクセル・プラグイン(機能拡張ソフト)を開発したと自身のTwitterで明かした。
これは『neutrino』と呼ばれ、Lightning Network(以下、LN)を使用している。
neutrinoはExcelのスプレッドシートで複数回クリックするだけでビットコイン送受金が可能だ。
Rochard氏が開発したneutrinoは、LND(Lightning Network Daemon)と呼ばれるLNソフトウェアのベータ版だという。
ただし、Rochard氏はTwitter上で「neutrinoは、Excelに詳しく精通しているパワーユーザー向けに設計されており、万人受けではない」と言及した。

日刊仮想通貨の見解

LNを使用したサービスやプロダクトの開発が進む中、ビジネスに必需品とも言えるExcel向けの利便性の高い製品は、実社会に活用されやすい。
経営者陣のブロックチェーン技術への理解の乏しさ、技術者不足などの要因から、Gartnerが実施した調査によると、企業におけるブロックチェーン技術の採用はわずか1%と伸び悩む。
Excelが世界中で使われていることを考えれば、パワーユーザーの数もかなりの数いるとみていいだろう。
今回のLNを活用したExcelの拡張機能を使うと、ある程度ブロックチェーン技術を理解すれば、ビットコイン決済を組み込みできるようになる。
ブロックチェーン技術を活用したプロダクトを実際に使ってみたいという滞在需要は大きい。
日常的に使うツールへの活用事例を増やすことは、ブロックチェーン技術の普及に重要な鍵になりそうだ。
技術の普及が進むことで、仮想通貨一般に対する理解が増し、仮想通貨市場全体の追い風となることに期待したい。